きんきうぇぶが運営するパソコンクラブには、さまざまな、規約や規則、ルールがあります。
よくある疑問を下記に掲載致しましたが、他にご質問があれば、増やして掲載していきます。
ご納得の上、ご参加下さい。
【勉強会の報告内容】
各クラブの趣旨に賛同し参加されている個人の知識・技術向上のためのものであり、外部団体(この場合3名以上の集まり)での無断流用はきんきうぇぶの運営に関する意図に反しますので禁止します。(流用する場合は、きんきうぇぶの許諾が必要です。)
各クラブが予定する勉強会以外での、クラブ員同士での個人的な集まりについても、外部団体扱いとします。
Q1.パソコンクラブの勉強会で、Office(ワードやエクセルなど)をしないのは、何故?
 A: ワードとエクセルなど、オフィス関係の勉強会を禁止したのは、NPO法人にする少し前の事です。
既存のパソコン教室の営業妨害になると言う事で、問題がありました。
その際、事が深刻で、パソコン教室にしてみれば、生活が掛かっているので、悲壮さが伝わり、クラブの解散まで考えました。でも、その時は、解散を免れ、その代わり、勉強会でOfficeをしない事との約束がありました。

その件が発端ですが、理由は、他にもあります。

アリスクラブから、NPO法人きんきうぇぶが発足した際、特定非営利活動とは、「(構成員だけでなく)不特定多数の利益の増進に寄与することを目的としてして活動すること」とされている為、パソコン講座を始めました。

今現在は、講座収入がきんきうぇぶの原動力にもなっています。収益があると言う事ではなく、それで色んな事が回っています。ちょっとした生活の糧になっている人(先生)もあれば、嬉しいです。

講師の方たちは、努力を重ね、事務局中心に2ヶ月に一度は勉強会を開いています。1回の講座に費やす時間は、打合せやテキスト作成、下準備なども入れると今のきんきうぇぶの講座価格ではとても出来るもんでは無いと感じています。

きんきうぇぶやクラブから育った先生もおられ、大きい声を出して、大勢の前で話しをできるようになるのは、普通の主婦にとって、人生の晴れ舞台と言っても過言では無い感動があります。最後に拍手でもして貰えば、涙が出るほどの感激でした。(過去の経験)

勉強会でOfficeをするのは、それを潰してしまう可能性があります。

PS.詳しいようすは、事務局のみっちょんさんがブログにしてくれています。
http://kinkiwebkinkiweb.blog98.fc2.com/
Q2.きんきうぇぶは男女共同参画を推進しているのに、何故、女性中心なの?
 A: NPO法人きんきうぇぶは、男女共同参画社会の実現を目指しています。

男女共同参画社会とは、男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会です。(男女共同参画基本法第2条より)

私は、社会における男女の地位が、未だに平等と感じていません。

内閣府の世論調査においても「男性の方が優遇されている」と感じている人が4人の内3人でした。
例えば、50歳の主婦が800円のパートで働いているのは結構、普通よくある賃金価格ですが、50歳の男性が800円のパートで働いていると、「どうされたんだろ〜?」と思いませんか?

また、男女の役割についても、固定化された観念があり、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」と分担意識を持っている人が多いようです。

アリスクラブが発足した1999年以前は、インターネット・メールは、「パソコン通信」と呼ばれ、技術を持って使いこなしているのは、ほとんどが男性でした。
私が運転免許証を取得した30年ほど前は、車を運転していると、「女が運転してる〜」と珍しがられたものですが、パソコンにおいても「女がパソコンしている」のは、珍しかったのです。国の政策であるIT講座が実施された時は、Officeを数ヶ月〜1年程学んだ女性がIT講師として活躍しましたが、深くパソコンを理解しているのは、やはり男性でした。

当時、結婚し、社会から離れて家庭に入った女性(上司)と、しばらくぶりに逢うと今までは、バリバリ仕事の話をしていたのに、換気扇の汚れが取れない事やら、洗濯物が常に全て片付いていないと、落ち着いて外出できない・・・など、すごいパワーで家庭に閉じ篭もっている事を知りました。
それはそれでいいのかも知れませんが、あれほど、仕事が出来た人が、家庭に閉じ篭もってしまうのは、社会に取っても、勿体無いような気がしたのです。それなら、今後、社会に出た時に役立つよう、家の中で出来るパソコンを一緒に勉強をしようと言う事になりました。

パソコンのスキルの向上は女性の、社会での地位、社会での必要性を上げるのに、役立つと考えました。

パソコンクラブは、上記のような経過、意図があり、「女性中心」、「女性の為の」を掲げて、設立しています。

もちろん、男性の参加もOKです(これまでも、特に理解ある男性の参加協力が力となっています)。
しかし、このような経過と意図があったからこそ、パソコンクラブを設立し、その「想い」は続いています。

現在は、行政との協働によるパソコン講座の実施、市のホームページの更新、作成など、小さな子どもを持った主婦や、ある程度の年齢に達した女性なども、きんきうぇぶから社会復帰される人がおられます。
これは、男女共同参画に基づいた「女性中心」の活動の成果と感じています。

NPO法人きんきうぇぶ及びアリスクラブは、男女共同参画社会の実現に寄与している事をどうか、ご理解下さい。
Q3.アリスクラブ(PCクラブ)の勉強会報告書に関してのルールに下記がありますが、何故ですか?
 A: アリスクラブMLには、営利を目的としたパソコン教室を運営されている方、他のパソコンクラブに参加されている方、また、きんきうぇぶに所属しないパソコン講師の方も参加しておられます。

もちろん、その方たちもMLや勉強会に参加される事を禁止するものではありませんが、その勉強会の報告書やテキストを使って、パソコン教室で指導したり、別のパソコンクラブで使ったり、(きんきうぇぶに関係の無い)講座で使う事は、報告書を書いた人の許可が、もちろん必要ですし、勉強会を主催しているクラブ&きんきうぇぶの許可も、必要です。

何故なら、勉強会は、「無償で教えて貰った事を無償で次の人に伝えていきましょう。」と言うのが、基本なので、はっきり言って、間違ってる事もあるでしょうし、外部で使う為の事を考えず、気軽に報告参加して欲しいからです。

クラブ員どおしで個人的に集まり、報告書を使って、復習をするのは、とても勉強熱心で良い事ですが、出来れば、一言(代表者に)、連絡をお願いします。
報告書には、著作権があるので、自分が書いた報告書が知らない内に使われているのは、気持ちの良い事では無いですし、後で勉強会に参加していた別の人が、その復習会に呼ばれなかった事を知って、大騒ぎになった事があります。

それに、報告書には関係ありませんが、クラブが関与しない復習会に呼ばれて行ってみたら、知らない人が集まっていて、物を売りつけられたと言うような事も過去にありました。

報告書を使って、復習会をする時は、クラブ代表者の許諾の下に、行って下さいね。